みなさんこんにちは!
RONです。
今回は12月3日に放送予定の「奇跡体験!アンビリーバボー」にバッハ演奏家としても知られているジョアン・カルロス・マルティンスさんが話題に取り上げられる予定ですので…
ジョアン・カルロス・マルティンスさんとは何者で、なぜ3本指のピアニストなのか??
また、指が動かなくなってしまったのはなぜなのか??
それに関わる魔法の手袋(グローブ)とは一体何か??などを一挙に公開していきたいと思います。
目次
ジョアン・カルロス・マルティンスさんのプロフィールについて
まずはジョアン・カルロス・マルティンスさんのプロフィールから紹介していきたいと思います。
https://mobile.twitter.com/zingiskan_s/status/1314011851345158144
・名前:ジョアン・カルロス・マルティンス
・生年月日:1940年6月25日(2020年12月現在80歳)
・出身地:ブラジル サンパウロ
・職業:ピアニスト、指揮者
ジョアン・カルロス・マルティンスさんは幼い頃からピアノを習っておりましたが、演奏の技術が高く評価され、100年に1度の天才とも言われていた程の才能を持っておりました。
そして、13歳という若さで1954年にピアニストとしてデビューしました。
1979年以降はバッハの全作品のレコーディングを主に行っておりました。
当時はバッハの全作品をレコーディングすること自体、非常に珍しいことであり、世界的にも注目されました。
中でも、レコードの「平均律」の演奏はテンポやフレーズが非常に豊かに表現されていることからも、世界的に高い評価を得ております。
ジョアン・カルロス・マルティンスさんは右手と左手が不自由!?波乱万丈な人生とは!?
そんなジョアン・カルロス・マルティンスさんですが、実は右手の指と左手が自由に動かすことが出来ないという障害を持っています。
これは元からそうだったわけではなく、1965年にサッカーの試合中に突然倒れてしまったことが悲劇の始まりだったそうです。
試合で右腕の神経を損傷してしまい、内3本の指が動かすことが出来なくなる後遺症を患ってしまったのです。
ただ、これは何とか長い期間リハビリをこなし、5年程でピアノを弾くことが出来るレベルにまで回復しました。
ところが、1995年5月20日に今度はハンガリーのブダペストで暴漢に襲われてしまい、頭蓋骨と脳を損傷してしまったことで、右手の自由を完全に失ってしまったのです。
この襲われた理由はハッキリとしていない様なのです。
また、悲劇はこれだけに止まらず、「局部性ジストニア」という神経疾患にも見舞われ、左手も自由に動かせなくなってしまいます。
ピアニストから指揮者の道へ!?それでもいつかはピアノが弾けると信じ続けた!?
それでも、ピアニストの道を諦めてはおらず、手の機能回復の為に、何度か手術を繰り返したそうです。
しかし、それでも機能は回復せず、2000年を過ぎた頃にはついに右手を全く動かすことが出来なくなってしまいました。
以降は指揮者の道へ進むこととなりましたが、ピアニストとして活動を出来なくなってからも「いつかはピアノを弾ける様に戻りたい」と20数回の機能回復の手術を行ったそうです。
ピアノは「左手」と「右手指一本」で演奏!?リオパラリンピックでの演奏が絶賛!?
ジョアン・カルロス・マルティンスさんはピアノを演奏する際には「左手」と「右手指一本」で演奏をしておりました。
特に「右手」に関しては指を折り曲げて、関節の部分のみで演奏をしております。
その様子が2016年に開催された「リオ・パラリンピック」でも見ることが出来ます。
この開幕式では、ピアノで国歌を演奏することとなりましたが、上記の通り、右手の一部のみと左手のみで演奏しながらも、素晴らしい音色を奏でていたことで、世界的にも大絶賛されました。
コチラが2016年リオパラリンピックの開幕式の様子です。
36:00の部分から、ジョアン・カルロス・マルティンスさんが演奏されます。↓
ジョアン・カルロス・マルティンスさんのその後と現在は!?魔法のグローブで復活が話題に!?
ジョアン・カルロス・マルティンスさんは手が不自由になりながらも、ピアノの演奏を続けておりましたが、2019年3月には音楽活動を引退されたそうです。
しかし、こうした波乱万丈な経歴を知った工業デザイナーのウビラータ・ビザロ・コスタさんがバイオニックな技術を応用したグローブを開発したそうです。
このグローブは合成ゴムの「クロロプレンゴム(ネオプレン)」で覆われており、ジョアン・カルロス・マルティンスさんが鍵盤を押したら、カーボンファイバーが指を突き上げて補助してくれる様になっているそうです。
このグローブを装着して演奏したことで、なんと10本の内、9本もの指を動かせることが出来たそうです。
インスタグラムでもグローブをはめて演奏をしている動画がありました。↓
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これにより、20年ぶりに指の自由が効く様になり、本人も非常に感激していることが分かりますね!
これは世界中でもシェアをされ、大きな感動を読んでおります。
まとめ
以上が、ジョアン・カルロス・マルティンスさんに関する情報となります。
ピアニストとしては波乱万丈な人生であり、それでもまたピアノを弾けることを夢見ておりましたが、グローブによってそれが実現されるというのは非常に感動的なお話しですね!
今後もこのグローブで素晴らしい演奏を奏で続けて欲しいです。
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